「初ラウンドで150を超えてしまった」「一緒に回った人に比べて、自分のスコアは悪すぎるのでは」——
コースデビューを終えたばかりのゴルファーの多くが、こうした不安を抱えています。
結論からいえば、初心者のうちはスコアが大きくなるのが当たり前です。ゴルフは練習場で上手に打てても、傾斜のあるライや風、ペナルティエリアなど、コースならではの要素が加わると一気に打数が増えるスポーツです。
大切なのは現在地を正しく知り、段階的に目標を立てて打数を減らしていくことです。
この記事では、ゴルフ初心者の平均スコアの目安、OBや池ポチャを含めたスコアの正しい数え方、150切りから100切りまでの段階別の目標、そしてスコアを縮めるための具体的なコツを解説します。
ゴルフをこれから始める人は、あわせて「ゴルフ初心者ガイド」も参考にしてください。
ゴルフ初心者の平均スコアはどれくらい?
初ラウンドのスコアは120〜150前後が目安
初めてコースを回ったときのスコアは、120〜150前後に収まる人が多いといわれています。練習量や運動経験によっては150を超えることも珍しくなく、180〜200近くになるケースもあります。
18ホールを回るゴルフでは、1ホールで大きく崩れると、それだけで10打近く増えてしまいます。初ラウンドのスコアは実力を測る数字というより、「ここから縮めていくためのスタート地点」と捉えておきましょう。
経験年数別のスコアの目安
経験を重ねるにつれて、スコアは次のように推移していくのが一般的です。
| 段階 | スコアの目安 |
|---|---|
| 初ラウンド | 120〜150前後 |
| ラウンド5〜10回程度 | 110〜130前後 |
| ゴルフ歴1〜2年 | 100〜120前後 |
| 中級者 | 90〜100前後 |
あくまで目安であり、練習頻度やラウンド回数によって上達のスピードは大きく変わります。月に1回以上ラウンドしている人と、年に数回の人とでは、同じ経験年数でもスコアに差が出るのは自然なことです。
アマチュアゴルファー全体の平均スコア
アマチュアゴルファー全体で見ると、平均スコアは男性で100前後、女性で110前後といわれています。
つまり、多くのゴルファーにとって「100」は1つの壁になっている数字です。初心者のうちから平均を気にしすぎる必要はありませんが、長期的な目標を立てる際の基準として覚えておくとよいでしょう。
(※平均スコアの数値は調査によって異なります)
スコアの基本|パーと数え方を知っておこう
パー(基準打数)とは
パーとは、そのホールをプレーする際の基準となる打数のことです。ホールの距離に応じてパー3・パー4・パー5が設定されており、一般的な18ホールのコースでは合計がパー72になります。
スコアは18ホールで実際に打った打数の合計です。たとえばパー72のコースで合計100打なら、「28オーバー」と表現します。
バーディ・ボギーなど打数の呼び方
各ホールの打数は、パーとの差によって次のように呼ばれます。
| 呼び方 | パーとの差 | パー4での打数 |
|---|---|---|
| イーグル | −2 | 2打 |
| バーディ | −1 | 3打 |
| パー | ±0 | 4打 |
| ボギー | +1 | 5打 |
| ダブルボギー | +2 | 6打 |
| トリプルボギー | +3 | 7打 |
| ダブルパー | パーの2倍 | 8打 |
初心者のうちは、ボギーやダブルボギーでホールを終えられれば十分な結果です。
OB・池ポチャ・空振りの数え方
初心者がスコアを数え間違えやすいのが、ペナルティや空振りの扱いです。
- OB(アウトオブバウンズ):1打罰を加え、前に打った場所から打ち直します。ティーショットがOBになった場合、打ち直しは3打目になります
- 池などのペナルティエリア:1打罰を加え、ルールで定められた場所にドロップして打ちます
- アンプレヤブル:木の根元など打てない場所にボールが止まったとき、自分の判断で宣言できます。1打罰を加えて処置します
- 空振り:ボールを打つ意思を持ってクラブを振った場合は、当たらなくても1打と数えます
ペナルティを正しく数えることは、自分の実力を正確に把握することにもつながります。
スコアカードの書き方
スコアカードには、ホールごとの打数を記入します。打数の欄とは別に、パターを打った回数(パット数)もメモしておくのがおすすめです。
「ショットは悪くないのにパットで打数を重ねている」など、スコアが崩れた原因を後から振り返りやすくなります。
ゴルフ場独自のローカルルールもある
ゴルフ場によっては、プレーの進行をスムーズにするためのローカルルールが設けられています。
代表的なのが、ティーショットがOBになった際に前方の特設ティー(前進ティー)から4打目として打つルールです。
また、仲間内のラウンドでは「1ホールの上限はダブルパーまで」と決めてボールを拾い上げることもあります。初ラウンドの際は、スタート前に同伴者やゴルフ場の案内で確認しておくと安心です。
初心者のスコアが大きくなりやすい理由
初心者のスコアがなかなか縮まらない原因は、主に次の4つに分けられます。
- ペナルティによる打数の上乗せ:OBや池ポチャが続くと、1ホールで数打がまとめて加算されます
- グリーン周りでの打数の積み重ね:アプローチでグリーンを行ったり来たりしたり、3パット・4パットを繰り返したりすることで、グリーンに近づいてからの打数が増えます
- 残り距離の把握不足:グリーンまでの距離が分からず、使うクラブを誤ってオーバーやショートを繰り返します
- 難しい選択へのこだわり:ラフや林の中から無理にグリーンを狙い、さらに状況を悪くしてしまいます
裏を返せば、これらを1つずつ減らしていくことが、そのままスコアアップにつながります。具体的な対策は後半のコツで紹介します。
段階別の目標スコアと達成までの期間の目安
いきなり100切りを目指すと、理想と現実の差に挫折しやすくなります。段階ごとに目標を区切って、1つずつクリアしていきましょう。
まずは「150切り」|全ホールでダブルパー以内を目指す
パー72のコースで全ホールをダブルパーで終えると、スコアは144になります。まずは「どのホールもダブルパー以内で上がる」ことを目標にすれば、150切りが見えてきます。1ホールで大きく崩れないことを意識するのがポイントです。
次は「120切り」|ダブルボギーとトリプルボギーでまとめる
18ホールのうち半分をダブルボギー、残り半分をトリプルボギーで終えると、スコアは117です。OBを1ラウンドに数回程度まで減らし、グリーン周りで無駄な打数を減らせれば、十分に手が届く数字です。
初心者の大きな目標「100切り」|ボギーペースを基準に考える
全ホールをボギーで終えるとスコアは90です。つまり、18ホールのうち9ホールをボギー、残り9ホールをダブルボギーで回れば99となり、100を切れます。「パーを取る」必要はなく、「ダブルボギー以上を叩かない」ことが100切りの近道だと分かります。
100切りできる人の割合と期間の目安
100を切れるゴルファーは、全体の3割程度といわれています。達成までの期間は、ゴルフを始めてから1〜3年程度が1つの目安です。定期的に練習し、月に1回程度ラウンドを重ねている人であれば、1年以内に達成するケースもあります。
(※割合・期間は調査によって異なります)
ゴルフ初心者がスコアを縮める5つのコツ
ドライバーにこだわらずOBを減らす
ティーショットでOBが出やすい人は、ドライバーにこだわる必要はありません。
フェアウェイウッドやユーティリティなど、自分が安定して打てるクラブでティーショットを打つだけでも、OBの数は大きく減らせます。飛距離が多少落ちても、2打目を安全な場所から打てるほうがスコアはまとまります。
「グリーンに乗せる」より「大ケガしない」ルートを選ぶ
パー4なら3打目、パー5なら4打目でグリーンに乗せる「ボギーオン」を前提に、無理のないルートを考えましょう。
林の中に入ったら、まずはフェアウェイに出すことを優先します。1打を惜しんで木の間を狙い、さらに2〜3打を失うのが、初心者によくある崩れ方です。
パターを重視して3パットを減らす
18ホールのうち、パットはスコアの約4割を占めるといわれています。
すべてのホールで2パットに収められれば、パット数は36です。まずは長い距離のパットを「カップの周り1m以内に寄せる」ことを意識すると、3パットが減っていきます。
100ヤード以内のアプローチを安定させる
グリーン周りからのアプローチを1回でグリーンに乗せられるかどうかは、スコアに直結します。
初心者のうちは、ボールを高く上げるショットよりも、転がして寄せるランニングアプローチを覚えるのがおすすめです。ミスが少なく、距離感もつかみやすくなります。
残り距離を正確に把握する
グリーンまでの残り距離が分かれば、クラブ選びの迷いが減ります。コース上のヤード杭やスプリンクラーヘッドの表示を確認する習慣をつけましょう。ヤードの見方は「ゴルフのヤードとは」で詳しく解説しています。
より正確に距離を知りたい人には、ゴルフ距離計の活用が効果的です。GPSタイプはグリーンの手前・奥やハザードまでの距離を表示でき、レーザータイプはピンまでの距離をピンポイントで測れます。使い方は「ゴルフ距離計の使い方」で紹介しています。
スコアアップにつながる練習の優先順位
ショットだけでなく短い距離の練習に時間を割く
練習場ではドライバーを中心に打ち込みがちですが、スコアアップを優先するなら、練習時間の配分を見直してみましょう。
目安として、練習の半分程度をアイアンやウェッジ、アプローチに充てると、コースでの打数に反映されやすくなります。ドライバーは「OBにならない方向に打てる」ことを目標にすれば十分です。
自宅でできるパター練習を取り入れる
パターは自宅でも練習できます。パターマットを使えば、毎日数分でも同じストロークを繰り返し、距離感や方向性を体に覚えさせられます。
練習場に通う時間が取りにくい人ほど、自宅でのパター練習はスコアに直結する効率のよい方法です。
伸び悩んだらレッスンも検討する
自己流の練習でスコアが停滞している場合は、プロのレッスンを受けるのも1つの方法です。スイングのクセを早めに修正できるほか、コースでの攻め方を教えてくれるラウンドレッスンもあります。レッスンの選び方は「ゴルフ初心者のレッスン」の記事を参考にしてください。
初ラウンドで無理なく回るためのポイント
初ラウンドやスコアアップを目指す段階では、コース選びも大切です。
アップダウンが少なくフラットで、全長が長すぎないコースを選ぶと、実力どおりのスコアを出しやすくなります。いきなり18ホールを回ることに不安がある場合は、ハーフラウンドやショートコースから始めるのも選択肢です。
また、初心者のうちはスコアよりも、プレーの進行を止めないことを優先しましょう。打つ前の素振りを短くする、次に使うクラブを持って移動するなどの工夫で、同伴者とのラウンドを気持ちよく楽しめます。
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ゴルフ初心者のスコアに関するよくある質問
まとめ|目安を知って、段階的にスコアを縮めていこう
ゴルフ初心者のスコアは、初ラウンドで120〜150前後になるのが一般的です。150を超えたとしても、多くのゴルファーが通ってきた道なので落ち込む必要はありません。
まずはOBや空振りも含めて正確にスコアをつけ、今の自分がどの段階にいるのかを知ることから始めましょう。
スコアアップの考え方はシンプルです。「150切り→120切り→100切り」と目標を区切り、1ホールで大きく崩れる回数を減らしていけば、合計の数字は自然と小さくなっていきます。
100切りに必要なのはパーを取る技術ではなく、ボギーとダブルボギーでホールをまとめる安定感です。
次のラウンドでは、スコアカードを振り返って「どこで打数を失ったか」を確認し、課題を1つか2つに絞って取り組んでみてください。
- OBが多かった人:ティーショットのクラブを見直し、安全な側を狙う
- 林やバンカーで打数を重ねた人:無理に狙わず、次が打ちやすい場所に出す
- パット数が40を超えた人:自宅のパターマットで距離感を磨く
- クラブ選びで迷った人:ヤード表示を確認する習慣をつけ、距離計の導入も検討する
練習とラウンドを繰り返すうちに、1打ごとの判断が少しずつ上手になり、スコアは確実に縮まっていきます。
初心者でも回りやすいコースを選んで経験を積みながら、自分のペースで100切りを目指しましょう!
ゴルフ初心者向け 関連リンク

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